作曲、音楽について語るブログ ~プロへの長き道のり~

作曲、音楽についての努力記録、体系化などを行う。

7/22 作曲は思考し試行錯誤の連続である

創作、作曲は考える喜びを感じられる人間が行うものである。私の作曲能力はまだ自分が認めるところにはほど遠い。

しかし、既存の楽曲を様々な角度から分析し、また自分が得た知識を組み合わせ、編曲においても整合性のあるものに仕上げる。
この頭脳における思考と試行錯誤の積み重ねが作曲能力の向上には不可欠であると思う。
だから努力あるのみ。

考える=めんどくさいことであると感じていては決して良い曲は生まれないだろう。
特に良いクラシックは厳密に設計されている。構造的な頭の使い方と全体的バランス感覚、そして皆がきく素晴らしいメロディを上手く組み合わせている。これは思考と試行錯誤の連続によってなされているものであろう。天才作曲家と言われている人も、実は頭の中では一つ一つ、要素に分解して音を積み上げて素晴らしいオーケストラなどを作り上げている場合が多い。一度に思考できる量は限られているが、それを積み重ねることで誰も作り上げられないように見える作品になるだろう。

ポピュラー音楽においてはサウンドの追求がなされている。厳密な音楽構造的な新しさよりもポピュラー音楽は「新たなサウンドの追求、インパクト」、こういったものの追求がクラシックには無い点が面白い点である。勿論、サウンドの追求、微妙なニュアンスの違いなどを考えることはクラシック音楽でも多分にある。けれどもポピュラー音楽のアレンジは楽器構成、使う音の構成が格段に広がりアレンジというのが一曲一曲際立っている。音の違いが大きく誰でもわかるのが特徴だ。そこがポピュラー音楽が愛される理由であるかもしれない。クラシック音楽というと美しいサウンドの追求故に、ミクロにみれば様々なアレンジの形が考えられるが音楽を詳しく知らない人からすると全部一緒くたに聞こえるのでは無いだろうか?

そういう意味で多くの人に聴かれる音楽を作るということは、非常に難しい課題である。人の心を掴む要素、それでいて美しい要素を含む、そんな曲を作り上げていきたいものだ。

ポピュラーな音楽でありかつ美しい要素が込められているものといえばやはり菅野よう子さんのような作品が最もたるものであるように思う。

今日は歌の練習、ジムへトレーニング、明日までひ完成させたい作曲を行う。